文系出身者がSE(システムエンジニア)になれた理由
就職活動を始めた当初、
わたしは特に行きたい業界はなく、
とりあえず年収の高い商社や金融への内定を目標としていました。
選考が進んでいくにつれ周りの友人たちは大手企業からの内定が出る一方、わたしは一つも内定が出ていませんでした。
不安と焦りと悔しさから眠れない日々が続いていたため、わたしは思い切って就職活動をやめて、将来どうなりたいか?何をやりたいか?考え直すことにしました。
その当時IT業界のドラマをやっていたので、物は試しとプログラミングをやってみました。
毎日寝るのも惜しいくらいにコード書くことが楽しくて仕方ないくらい、わたしはハマりました。
そこでわたしはIT業界に進もうと決断しました。
しかし、もう新卒採用の時期はとうに過ぎており、また親には「内定をもらっている」と嘘をついてしまっているため、無職の状態で東京に出てきました。
IT業界に入るため、とりあえず適当な会社に入りました。
その会社は「企業のFacebookページを代行して投稿する」というような仕事をしている会社でした。
面接の際に「プログラミングをやらせてもらえる」とのことで入社しましたが、全くそのような仕事は一切もっていなかったため、一週間で辞めました。
次に入った会社はいわゆる派遣SE会社でした。
面接後に即採用となったのですが雇用契約はありませんでした。
3ヶ月間研修を受けるのですが、雇用契約をしていないので無給で受けます。
またその研修内容もひどく、Java・SQL・Unixコマンドの基本的なことを教えられるのですが、指導員はほぼ何も教えないので自分たちで調べてやっていくようなものでした。
無給で研修を受けなければならないので派遣バイトで家賃や生活費をつないでいましたが、それも後半になると壮絶に厳しくなり友人にお金を借りたりもしました。
友人には本当に感謝しかありません。
3ヶ月の研修後に配属先のお客さんと面談があり、採用されれば自社との契約が発生し給料が出るのですが、給料の支払いは当月末ではなく35日後という訳のわからない契約でした。
例として、4月の給料は6月5日に振り込まれるというものです。
また見傚し残業が30時間含まれており、残業手当も1時間1200円とバイト並み。
今振り返ると超ブラック企業ですが、その当時は何がなんでもIT業界で働きたい願望とお金が欲しい欲で、契約されたことにすごく喜んだことを覚えています。
採用された現場は現代のサクラダファミリアと呼ばれているところで、主に使用するのはExcel。
Javaは一時の開発でしか使いません。
現実を見ました。
でもわたしはその現場でSE(システムエンジニア)としてPG(プログラマ)として多くのことを学びました。
理系の方からすれば基本的なことでも、文系出身者のわたしにとっては全てが新鮮で楽しいものでした。
上司や現場の方には本当に感謝しております。
文系出身者でもSEになることはできます。わたしの場合は、誰でも採用するような会社に入ることで実現しました。正直この方法はお勧めしません。他にもいい会社は山ほどありますから。
わたしはとにかく経験を作りたかったので、このような方法をとりました。一旦IT業界で3年間経験を作ってしまえば、転職する際に引く手数多になるからです。だだ経験しただけでは引く手数多とはなりませんが。
参考になったかわかりませんが、自身がSEになれた経緯をここに残しておきます。